KYOMI SINSIN

不動産部の阿部航平は、社会人になってから始めたゴルフを休日の趣味としている。そんなことから今回はゴルフをテーマに取り上げ、中でも一人ひとりに合わせたカスタマイズが魅力の“地クラブ”を提供するHARAKEN株式会社にスポットを当てる。そこで同社の原 健太郎代表を訪ね、物づくりへのこだわりや夢を、そしてゴルフをもっと幅広い層に気軽に楽しんでもらいたいという熱い思いを伺った。

不動産部の阿部航平は、社会人になってから始めたゴルフを休日の趣味としている。そんなことから今回はゴルフをテーマに取り上げ、中でも一人ひとりに合わせたカスタマイズが魅力の“地クラブ”を提供するHARAKEN株式会社にスポットを当てる。そこで同社の原 健太郎代表を訪ね、物づくりへのこだわりや夢を、そしてゴルフをもっと幅広い層に気軽に楽しんでもらいたいという熱い思いを伺った。

SPECIAL MOVIE
No.1ブランドを目指して。

Chapter 1: Introduction

茨城県古河市に本社を構えるHARAKEN(株)。
一般に“地クラブ”メーカーという
とクラブづくり専門の小さな工房をイメージするだろう。
ところが同社では、
「コアーズ」というゴルフのセレクトショップも経営し、
クラブのみならずトータルなゴルフスタイルの提案までしてくれる。
オリジナルブランドDOCUS(ドゥーカス)のロゴが
入った商品ラインアップにまずは目を見張る。

「地クラブ(メーカー)と言われることがまだまだ多いんですが、
自分では総合ゴルフメーカーだと思っています」。
スタートはクラブづくりからだったが、
現在はウェアから帽子、シューズ、ボールまで取り揃え、
キャディバッグはそのデザイン性からか、
海外で、特にイタリアで人気だという。

「アイアンもパターもすべてにこだわって開発していますが、
やはりドライバーはブランドのアイコンですし、
特にチカラを入れています」と原代表。
業界初となる、自在にウェイト調整可能で
革新的な機能を搭載したモデルもあるという。
今回は限りなく真っ直ぐ飛ぶ“武器”を
私に合わせてカスタマイズしてもらうことに。

Chapter 2: For The Customer

「このDOCUSというブランド名の由来は
“Do for The Customer”から。
高品質でグッドプライスな商品を通じて
お客様に喜んでいただきたい。
すべてはお客様のために頑張ります!
という思いを込めました」。原代表は熱くそう語る。

ドライバーを見るとソールにネジのようなものが。
タングステンを練り込んだ特殊なラバーを
埋め込み、自在にウェイト調整できるんだそう。
強弾道と適正スピンを両立させる、
まさに革命的なクラブで現在特許出願中とのこと。

新しいクラブの開発には最短でも2年半はかかるという。
デザインを絵に描いて粘土にして、モックをつくってから
金型をつくって試作して…。ほとんど原代表一人でやって
いるというから驚く。「問屋業をやっていた時に
一流メーカーのいいものをたくさん見て学んではいましたが、
ほとんど独学です」。日々研鑽と地道な努力を重ねて
いるという。そして、「アマチュア目線で、自分が使いたいと
思える商品を研究し、商品化しているんです」と話す。

現在の私の悩みはドライバーショットでのスライス。
原代表にそのことを相談すると、まずはスライスしにくい
ヘッドとシャフトをマッチングさせ、
私に合わせた一本にカスタマイズ。
さらに調整後、試打してフォームを見てもらい、
いくつかのポイントのアドバイスまでしていただいた。

Chapter 3: Shot to The Future

自分仕様の真新しいドライバーを持って、
さっそく近くのコースへ。
こちらは原代表と日頃から
おつきあいがあるとのことで、
今日は特別に試打させていただくことになった。
初めてコースに出た時のドキドキワクワクが蘇る。

素振りを1回してからアドレスに入る。緊張の第一打。
原代表のアドバイスを思い出しながら、
大きく深呼吸。ゆっくりとテイクバック。
ボールから目を離さずに思い切って振り抜く。
今までのクラブとは明らかに違う手応え。
鋭く、心地よい打球音が青空に吸い込まれていく。

このところ悩んでいたのが嘘のように、
真っ直ぐにボールが飛び出す。
綺麗な放物線を目で追いながら
なんとも言えない気持ち良さに心が満たされていく。
この瞬間がゴルフの醍醐味。
原代表の言葉通り、自分にいちばん合った強力な
“武器”を手にした実感があった。

「道具選びも大切ですが、とにかくゴルフ場に行って
プレーを楽しんでほしい。自然の中で夢中になって
一日過ごせばストレスも解消できます」と満面の笑顔。
「すぐには上達しないし、難しいのがゴルフ。
でも、たまにいいプレーをすると気分がいいし、
ビールも旨い(笑)」。そこがゴルフにハマる所以なんです。
それには私もまったく同感!

協力:古河ゴルフリンクス

ゴルフは趣味の世界だが、
仕事にも活かせる大きな気づきがあった。
お客様一人ひとりと向き合い、
きめ細かく対応されている原代表の姿は、
とても素晴らしく、心に強く残った。
そんな仕事への真摯な姿勢を見習い、
私もマンションデベロッパーとしての
当社の名をもっと広め、
これまで以上に皆様からの信頼を得られるよう
努力し続けていきたい。